迎え入れた養子が○○だった!「エスター」

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●あらすじ

一見子供二人と幸せそうに暮らす夫婦ケイトとジョン、しかし三人目の子供を流産していた夫婦はそのトラウマを解消するため養子を取ることに決め、孤児院へ向かう。そこで出会った少女エスター、どこか大人びた彼女に運命を感じた二人は養子として迎え入れるのだが・・・。

 

 

●初っ端からトラウマ物の映像

最初の最初でケイトが流産した時の夢を見るのですが、いきなり出鼻をくじかれるというか、暗い気持ちにさせられるというか、その日の夜自分の夢にも出てきそうな衝撃です。

モノノ怪にしろムカデ人間2にしろ胎児がからむと一気に悲壮感とか怖さが際立ちますね、本当に出産は命がけなんだと感じます。

 

 

●喉に骨が引っかかるような設定だと思ったが

先に言わせていただくと、この映画よくできていてとても面白かったです。

ただ、実の子供が二人いるのに養子を受け入れるというのに違和感があったんですよね。ケイトは劇中で「あの子への愛を必要とする子にあげたいの」といってはいましたが、実子に注げばいいんじゃない?と思ってしまい、しばらく映画に入り込めませんでした。

ただ、後で気になって調べてみるとアメリカって養子縁組が盛んなんですね、

ブラットピット、アンジェリーナジョリー夫妻も6人子供がいて3人は養子みたいですし。

虐待があった場合、日本より「親権はく奪」が容易に行えたりするので養子が一般的みたいです。

なので、ケイト夫婦の思考は特におかしくはないようです、皆さんは気にせず映画の世界に入り込んでください。

 

●演出がとても光っています

この映画、ストーリーや落ちも素晴らしいのですが、演出がとてもよかったです、特に印象に残ったのが2つ。

まずは、難聴の末っ子が補聴器を取った際、BGMや声を落としたシーン。

見ている人はこの映画がホラーだとわかって見ているわけですから、耳が聞こえないというのがどれだけ怖いかをここで痛感させられます。

と、同時にケイトが手話で絵本を読むシーンは、まるで踊っているような動きで目を引きます。

 

もう一つが、公園のシーン。

ここはもう、本当に凄かったです、一体だれが真昼間の公園をホラーシーンに組み込むでしょうか?

子供たちの遊び声が聞こえる昼間の公園なのに怖い怖い、なかなか他の映画では見られないシーンなので必見です。

 

●雪と酒は必須?

「エスター」は、いわゆる人間が怖い、超常的なことが起こらない映画なんですが、似たような映画でシャイニングがありますよね。

雪の積もる地域で主人公は禁酒していました、「エスター」の主人公ケイトも全く同じで雪の積もった家で禁酒中でした。

冬季うつなんてものもあるみたいですし、人同士の不和を助長するための設定には好都合なんでしょうね。

●エスターの真の目的は?

始めはとてもいい子としてやってきたエスター、しかし徐々に奇妙な行動を起こし始めます。

彼女にはある目的があります、彼女が出てきた辺りから伏線がいろいろ張られているので、謎解き感覚で見ていくと面白いと思います。

あと、エスターを演じているイザベル・ファーマンの演技が素晴らしかったです、終盤は「この子本当に同一人物?」と疑いたくなるほどの演技でしたし、ケイトに対する嫌味の表現はアメリカ映画ではあまり見ない陰湿さでした。

 

●まとめ

「幽霊やゾンビが出てこないおすすめホラーは?」と聞かれたら安心して答えられる映画でした。

正しいことを言っているのに、どんどん追いつめられる主人公をみてハラハラできると思います。




ここから下はネタバレありの感想↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●伏線と演出好きにはたまらなかったですね

最初からエスターがジョン目的だったことといい、「子供にしては大人びた」の違和感が落ちだったり、二度見て楽しめる映画でした。

ラストでケイトがエスターを倒すのに、過去の話を絡めていたのも面白かったです。

マックスが難聴でなければ銃声でしゃがんで逃げられなかっただろうし、ガラス越しの手話も活きました。

最後の池も、ケイトが飲酒中にマックスが溺れていたのに気づかなかった池と同じでしょうし、トラウマの克服と場所が見事にリンクしていました。

●エスターちょっと純粋過ぎない?

ただ、ちょっと思ったのがエスターの目的は一人の女として愛されることでしたよね。

下世話な話いると思うんだけどなぁ。

この辺りとか

 

 

この辺りとか

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